Dive Diversity Session

【レポート】コミュニティの本質

2018/09/15(土) 13:30〜14:20

@EDGEof

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自転車コミュニティの強固さから見る“つながりの本質”

<登壇者>
ラファジャパン代表
矢野大介

 

リアルとバーチャルの垣根がなくなった現在、コミュニティのあり方も日々多様化しています。では、“コミュニティの本質”とは何なのか? について、サイクリングウェアブランドRapha Japan代表である矢野大輔さんがヒントを投げかけます。

コミュニティ、と聞くと何をイメージするでしょうか? なかなか自転車=サイクリストが頭に浮かぶ方はいないでしょう。矢野さんは、自身の仕事の経験を通じて、サイクリストから見るコミュニティのあり方を語ります。

矢野さんは究極のコミュニティの一例として「家族」を挙げながら、良いコミュニティの条件として、「安心感」「安全」「共有」「共感」「物理的・精神的な居場所」「ケア」が考えられると言います。その上で、《Rapha》というブランド設立のストーリーが紹介されました。

「Raphaはウェアブランドですが、立ち上げ時の展示会でやったことは、ロードレースの世界観と素晴らしさを伝えることでした。そして展示会は、『ツール・ド・フランス』の初日を選び、来場者と一緒に観戦して共感を生む場としました。
世界中で300人の社員がいますが、ほとんどがサイクリストです。それは自らがサイクリストでないと“本質”が語れないからです」

商品を売る企業とユーザーの関係性は、“サイクリスト対サイクリスト”。
ユーザーであるサイクリストと共感・共有を生んでいくかという点をいかに重視しているかを語り、特にRaphaの特徴として同ブランドが持つ3つの視点を挙げます。

「ひとつは“BHAG”。ビジネス用語で、時代を超える企業はとてつもなく大きな目標を持つ、という意味です。
そして、コンセプトとしての“クラブハウス”。直営店は商品を売る場所ではありますが、サイクリストの居場所でもあり、情報交換の場です。
そして最後に“仲間”。例えば女性だけで100kmを走破するプロジェクトを全国で行っています。他のスポーツと異なるのは、長い距離を移動すること。“旅”の要素があるため、繋がりも非常に強い」

旅は道連れ……とは言いますが、同じ目標を持ち、同じ道のりを踏破し、共に苦労を分かち合う、そうして目標が達成された喜びは深いものです。
『ツール・ド・フランス』においても、所属チームの異なる選手同士が協力し合うケースがあることにも言及し、サイクリストコミュニティの特徴を強調しました。

価値観が多様化する現代において、コミュニティのあり方も変化しなくてはいけません。Raphaやサイクリストのコミュニティには、確かに他にはない繋がりの強固さを感じます。

希薄なコミュニティではなく、強固な繋がりをつくるのは、一朝一夕ではいきませんが、そのヒントがこのセッションには隠されていたのではないでしょうか。

 

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