【レポート】できる? できない? 同性婚

2018/09/13(木) 19:00〜21:00

@TRUNK(HOTEL)

_SAI0809

憲法は同性婚を禁じていない。多くの気付きと理解に満ちた一夜。

<登壇者>
女装パフォーマー/ライター
ブルボンヌ

エッセイスト
小島慶子

憲法学者
木村草太

<司会>
弁護士
寺原真希子

 

《ゼロから学べる! 憲法と結婚の関係》と銘打って、渋谷のTRUNK(HOTEL)にあるチャペルを舞台に開催されたトークセッション。登壇者がヴァージンロードを歩いて登場する演出で和やかにスタートしました。

第一部では「結婚とは?」というそもそもの論点に立ち、登壇者の結婚観や「結婚」とは法的な見地で見るとどんな制度なのか、法律婚と事実婚の違い、などについて、木村氏、寺原氏の解説を交えながらトークが展開。

第二部では、具体的に憲法第24条を紐解きながら「同性婚が禁じられているわけではない」という憲法の解釈を木村氏が説明。
憲法第24条は家庭内の男女不平等を解消するための法であり、異性婚の場合にのみ適用されるもの、よって憲法で同性婚は禁じられていない、との見解を示しました。

第三部では、諸外国の同性婚事情を実例を挙げて紹介。法改正が進む各国の事例や、「シビル・ユニオン(=法律婚と同様あるいは類似する法的権利を認められているカップル)」の各国の捉え方と法的権利の制限のされ方について学ぶ場となりました。

法改正の最新の事例として台湾での状況を紹介するパートでは、客席に来場していた明治大学 鈴木賢教授が飛び入り参加、専門的な立場から「同性婚が法律上認められることが確定したが、未だ議論は続いている」と実情を紹介する場面も。

一連を振り返り小島氏が語った「“あなたがそのように生まれたことは、あってはならないことである”と社会に言われ苦しむ人が、少しでも生きやすくなることで、私は何ひとつ失わない。つまりそれで多少でも苦しみが軽くなる人がいる以上、寛容な社会であるほうが私にとっても望ましい」との見解に来場者は拍手を贈り、またブルボンヌ氏が「他の人の事情であり、且つ自分が不利益を被らないものに、なぜ反対するのだろう」と、同性婚に反対する意見があることに対して呈した疑問には、一同、大きく頷いていました。

最後に木村氏は「意思表示として訴訟を起こすことは大切。裁判は自分ひとりの為のものではなく、同様に感じている皆の為になる」として、今後もより活発な運動が起こる必要性を語り、トークセッションは幕を降ろしました。

かねてから“同性婚”にまつわるものごとに興味があった人にとっては、より理解を深める場となり、また今回初めて興味を持った来場者にとっては、多くの気付きを得ることが出来た意義深いイベントとなりました。

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