Dive Diversity Session

【レポート】表現の本質

2018/09/16(日) 12:10〜13:00

@EDGEof

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現在進行形で進む“プロセス”に本質を見い出す時代。増殖する表現者たちが多様性を生む。

<登壇者>
エイベックス・エンタテインメント株式会社 レーベル事業本部
クリエイティヴグループ ゼネラルディレクター
中前省吾

 

「表現の本質」そんな抽象度の高い議題を扱う前段として、中前氏はまず「本質とは?」を定義します。
本質とは、「全ての面を表現できる一言」。
今回は表現というものの「全ての面」を語ることは出来ない、として今回は「日本の表現の本質」「21世紀(現在)の表現の本質」に限定して話しを進めることに。

日本の表現の特徴として、北斎とアニメを例に挙げ、いずれも「全てを描き切らないもの」と指摘。
ちょうど2年前に発見されたという「北斎が描いた西洋画」を紹介し、北斎は決して写実的な絵画を「描けなかった」のではなく「描かなかった」のだと話します。

ここで大切なのは、常に最新の技術(北斎の場合の写実性)を使う必要はない、ということ。「“最新・最高”と“体験の質”は比例しない」と語りました。

また「21世紀の表現」の特徴として、それがリアルタイムに可変であること、常に現在進行形で進むものであること、つまり表現自体が「プロセス」であり続けること、を挙げ、受け手はそれを「体験」するのだと解説。

また、音楽表現のマネタイズのしかたが「モノの提供(CD等音源の販売)」から「コトの提供(ライブ体験やサブスクリプション聴取)」へとシフトしていることを例に挙げ、やはり「体験」や「プロセス」が重んじられていると指摘。「21世紀の表現の本質」はそこに見い出されることを示しました。

また“常に現在進行形であり続ける表現”には、若者達に人気のTikTokや、YouTubeなども含まれると中前氏は述べます。それはつまり「表現者が増殖している」ということ。多くの表現者たちが思い思いの表現をする場を形成することは、つまり多様性を許容する社会が形成されることでもある、と結びました。

理路整然と論じられた中前氏のプレゼンテーションに、来場者からは大きな、あたたかな拍手が贈られました。

 

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