Dive Diversity Session

【レポート】こころの本質

2018/09/16(日)15:50〜16:40

@EDGEof

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神が支配する心と人間が支配する心

<登壇者>
哲学者
下西風澄

 

本セッションには哲学者の下西風澄さんが登壇。哲学の視点から、「こころの本質」という壮大なテーマについて語っていただきました。

下西さん曰く、西洋の歴史では「心」というものを、単なる情緒的なものであるというよりは、人間が理性によって世界を理解する主体性の機能として考えることが多いそうです。

「哲学=Philosophy」という言葉は本来「知を愛する」という意味で、約2500年前に登場したソクラテスやプラトンといった哲学者たちからその学問が始まりましたが、彼らは現在の「心」に相当するものを「魂=Psyche」と呼び、その意味を考えることから哲学をはじめたのです。

ソクラテスが登場する前はオリュンポス十二神というギリシャの神々が地上を支配していて、人間の心さえ神の思いのままに与えられるもので、人間の手に負えるようなものではありませんでした。

しかし、ソクラテスは「汝自身を知れ」つまり、「自分で自分を知れ」と言って、心を神の手から人間の手に取り戻そうとしたのです。人間が心を所有すること、それは魅力的なことであると同時に危険なことであり、ここから人間の苦悩と不安の歴史がはじまったと言います。

下西さんはソクラテスを導入として、デカルト、パスカル、といった近代西洋哲学者の思想、また日本の和泉式部や夏目漱石の歌・小説など手がかりに、人間がいかに心をモデル化してきたのかを語りました。

哲学的な観点から「こころの本質」という大きなテーマに迫った本セッション。会場の人たちは怒涛の下西さんのトークに終始圧倒されつつも、熱心に耳を傾けていました。

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