Dive Diversity Session

【レポート】みえない私の本質 ~ブラインドスポーツの可能性~

2018/09/17(月) 15:00〜16:20

@表参道ヒルズ スペースオー

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“見えない立場”からスポーツを再定義する

<登壇者>
東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授
伊藤亜紗

(一社)日本パラリンピアンズ協会会長
河合純一

ブラインドサッカー日本代表 
田中章仁

 

目の見えない選手たちが活躍する「ブラインドスポーツ」。オリンピックとともに開催されるパラリンピックで観戦したことがあるという方もいらっしゃるでしょう。

今回は、ファシリテーターとして東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授の伊藤亜紗さんを迎え、元パラリンピック水泳選手、現日本パラリンピアンズ協会会長・河合純一さん、ブラインドサッカー日本代表・田中章仁さんを招いた豪華なトークセッション。

はじめに、伊藤さんから今回のテーマが二人に提示されます。
健常者からすると、視覚のない状態のスポーツは全く別の競技のように思う、だから「ご自身の種目を再定義してください」。

「水泳はシンプルなんですよね。ルールに則って、1番早く到着した人が勝ち。見えないと泳いでいるうちに曲がってしまうことが問題になってくるので、体幹を鍛えて左右のバランスをなるべくイコールにすることが重要です」(河合さん)

「サッカーは、音と声を使った場所当てゲームです。実際、ボールを持っている時間は単純計算で4分くらいですから、味方と敵、キーパーなどの位置関係の認知が何よりも大切なゲームになります」(田中さん)

一方で、観戦をする際にも違った楽しみ方をしているそう。

「テニスが好きなので、詳しい人と一緒に行って解説をしてもらっています。観戦中は静かなので、ボールの音で位置関係を図ったり、応援のライブ感を体験したりするのも楽しい」(河合さん)

そして話題は、2020年パラリンピックに向けた、目の見えない方の活躍の場について広がっていきます。

健常者の人が目の見えない人をサポートするという図式はよくあるけれど、自分の役割や周りとの関係がフィックスされてしまう環境は生きづらい。通訳や受付、ファシリテーターとして、得意な分野で活躍できる環境があるのではないかと、伊藤さんは締めます。

目の見えない人々にとってのスポーツから、活躍の幅までたっぷり語られた80分間。
聴覚を頼りにスポーツをすることの特徴と楽しさ。また臨場感たっぷりに語られる名場面の数々に鳥肌が立つような一面もある、非常に充実した時間でした。

 

協力:日本財団パラリンピックサポートセンター

 

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