Dive Diversity Session

【レポート】思いやりの本質

2018/09/16(日) 13:20〜14:40

@表参道ヒルズ スペースオー

_MG_0261

個人の“思いやり”の集積が世界を変える。その行動に経済合理性が備わりつつあるのがいまの時代。

<登壇者>
(株)サンリオ CMO マーケティング本部長
木村真琴

一般社団法人エシカル協会/代表理事
末吉里花

株式会社フューチャーセッションズ/代表取締役社長
KIT(金沢工業大学)虎ノ門大学院/教授
一般社団法人渋谷未来デザイン/フューチャーデザイナー
野村恭彦

 

セッションのスタートに際しモデレーターの野村氏は「“思いやり”と聞いてどんなことを思い浮かべますか?」と来場者に尋ねます。

尋ねられて家族や友人など近い存在の顔が浮かぶ人が多かったことでしょう。しかし様々な社会課題を解決していくには、距離、時間、あるいは価値観をも超えて“思いやり”の気持ちを発揮することが出来るかどうか、それが大切だと言います。

国連が提唱する「持続可能な開発目標(SDGs)」を推進する活動を始めた、あのキティちゃんが、このSOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYAに登場したのは印象深い出来事でしたが、ここではサンリオのマーケティング本部長・木村氏が登壇。

複数の企業のマーケティング担当を歴任し、最前線で活躍してきた彼がいま「SDGs」に着目する理由として、「“かわいい” “おもいやり” “なかよく” の《3つの心》を尊重するサンリオのマーケティングを突き詰めて考えると「SDGs」に辿り着く」とし、サンリオピューロランドで毎日行なわれているショーが“《3つの心》で世界は変わる”という信念を訴えていること、またそれが近年になってより人気を博し、社会の意識変化を実感していること、を語りました。

対して野村氏は「そうした社会課題解決の場にマーケティング視点のプレイヤーが集うようになっていること自体にこそ、時代の変化、経済モデルの変化を感じる」と加えます。

人気クイズ番組の“ミステリーハンター”として活躍していた経歴を持つ末吉氏は、広く世界を見た経験のなかで「一握りの人の利益のために多くの弱者や地域、環境が犠牲になっていることを実感したことから、“エシカルな消費”に興味を持った」と自身のキャリアを説明。

自身の消費行動が、めぐりめぐって世界の環境問題等に影響を与えることを意識し、社会貢献の視点で消費のしかたを選択していく“エシカル消費”。
末吉氏のプレゼンテーションを聞いた木村氏は「消費したもの自体はやがて消えてなくなるが、そこに込めた“想い”は後にも残る。それは金銭との等価交換に値する十分な“価値”である」との気付きを得たと嬉しそうにしていたのが印象的でした。

また末吉氏は、「《消費者教育》が既に一般的なヨーロッパと比べて25年も遅れていると言われる日本。しかし中学校の学習指導要領に初めて“学校とは持続可能な社会を作る担い手を育てる場”との旨が記載されたことからも、これからより一層社会は変革していくだろう」と期待を寄せます。

「そうした変革には何が必要なのか。ひとりひとりが《知ろうとする欲求》を刺激したい。知りたくなるような仕組み作りが重要」と木村氏。

野村氏は「目先の損得ではなく、もっと大きな視点で消費や生活を考えるほうがナチュラルなのでは?という視点でストーリーテリングすることが重要。今後も続けていきたい」と語りトークセッションは終了。

来場者にとっても持ち帰るもの、気付きの多いセッションとなりました。

Twitterでのつぶやき

イベントについての最新情報や
キャンペーン情報を配信中!

協賛

特別協力

後援

  • 東京都

メディアパートナー

共催

主催

  • SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA
    運営実行委員会