Dive Diversity Session

【レポート】生命の本質

2018/09/15(土) 17:00〜17:50

@EDGEof

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ALSにかかったことで気づいた「生きる」の本質

<登壇者>
一般社団法人WITH ALS 代表
武藤将胤

 

「有限な時間を目の前に突きつけられたら、何に使いますか?」

27歳のときに筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患ったことをきかっけに、テクノロジー×コミュニケーションの力を使って障害者と健常者の垣根をなくすための活動を行うWITH ALSを立ち上げた武藤将胤さんは、会場に向かってそう問いかけます。

運動神経が徐々に壊れ、手足を動かす自由も、声を出す自由も奪われてしまう。そんな難病にかかって気づいた3つの「生きる」の本質を、彼は語ってくれました。

生きるとは挑戦することである

1つ目の本質は「人は誰しも有限な時間の中で生きている」こと。

広告クリエイターとして働いていた武藤さんは、2014年のある日突然ALSにかかってしまいます。「人生ここでもう終わり?」と頭が真っ白になり、時間が有限であることを突きつけられたと彼は言います。
「そのときに決意しました。ぼくはALSとともに生きる。どんな状況になっても、一瞬一瞬を大切に、自分らしく生き切ろうと」

そうして彼は、WITH ALSを立ち上げ、ハンディキャップを抱えた人たちの可能性を切り開くための挑戦を始めたのです。

彼が気づいた2つ目の本質は「人は困難や逆境を乗り越えることを通して進化する」こと。
ALSにかかり、手脚の自由がなくなり、パソコン作業も、写真を撮ることも、好きだったDJもできなくなってしまった。でも、そうした制約があるからこそ生まれるイノベーションがあると武藤さんは言います。

眼球の動きで電子機器を操れる「Follow your Vision」に、スウェット素材やマグネットを使うことですべての人が快適にかっこよく着られる服「01 BORDERLESS WEAR」、そしてロボットを通じてテレワークを行う「Orihime」。彼は困難と向き合うことで、こうしたさまざまなアイデアをかたちにしてきたのです。

そして3つ目の本質は、「信頼し合える仲間となら、希望ある未来を切り開ける」こと。武藤さんは、彼にとっての信頼できる人の条件として「目指す未来に共通の夢があること」「最後までやり抜く力があること」「クレイジーであること」の3つを挙げました。

彼はいま、そうした仲間たちとともに、2020年のオリンピック・パラリンピック開会式で障害者と健常者の垣根を超えた「ボーダーレス・エンターテイメント」を発信する、そしてALSが治る未来をつくる、という2つの大きな目標に向けて挑戦を続けています。

武藤さんは、どうして困難に立ち向かえるんですか? という会場からの質問に対して彼は、(ALSにかかったときに)同じ時間を使うならネガティブに使うよりもポジティブに使わないと後悔すると思った、と語りました。
「チャレンジをしているときこそが、『生きている』と実感できるんです」

 

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