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「得意分野を伸ばしてスキルに」犬山紙子×草野絵美と考える“これからの働き方”

「ホメラニアン ホッとフォーラム supported by 日本財団」シリーズ#6

2019.11.18

コラムニストの犬山紙子(月曜&火曜担当)と、アプリクリエイターの関口舞(水曜&木曜担当)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生放送番組「ホメラニアン」。11月11日(月)の「ホメラニアン ホッとフォーラム Supported by 日本財団」のコーナーでは、タレント・アーティストとして幅広く活躍する草野絵美さんをゲストにお迎えしました。

犬山紙子と草野絵美さん

就職活動に違和感

犬山

本日の議題は「1億2,000万通りの“働き方改革”」。今年の4月1日から、順次施工される「働き方改革関連法」。労働環境の改善や副業の解禁により、育児や介護、起業など、自分らしい働き方、そして自由な生き方の選択が期待されています。絵美ちゃんが働き方を意識したのは、いつごろですか?

草野

21歳で出産し、子どもがいる状態で、新卒採用で広告代理店に入社しました。もう、皆とライフステージが違い過ぎて……。新卒の訓練中は“私だけ18時以降に残れない”“このままでは研修が受けられない”などの疑問がすごくありました。“私はカスタマイズされないとやっていけないんだな”とか、すごく考えました。

犬山

子どもを最初から抱えて仕事をすると、そこにはやはり不平等がある?

草野

そう。あと、“就活の気持ち悪さ”みたいなのがあって。個性がある人たちが、皆、髪を黒く染めてスーツを着て、模範解答して……というところに、すごく違和感がありました。会社に行っても、当たり障りのない人になるための訓練みたいなのがあって。それが、やっぱりちょっと変だなって思いました。

犬山

就活をするときは、どんな感じでした?

草野

ほとんど落とされました。「自分で起業したことあります」とか言うと、最終面接ぐらいまで残るんですけど。結局、「自分でやっていけるよね」みたいに言われて落とされて。最終的に、人づてにいろんな方を紹介してもらって会いに行って職を得たというか。

犬山

そっか、学生のころから起業していたんですよね。

草野

“1回起業して失敗したから、大きい会社に入ってみよう”“まずクリエイター活動をしながら、ちょっと社会を見てみよう”みたいな感じで入社したんです。でも、会社に入った後に部署が決まって。そういうのが、あんまりよくないなって思いますね。

犬山

確かに。自分がやりたいことと、働くということが一致していない現状というのを感じたりしている人は、けっこう多いと思います。

「会社はもっと市場化すべき」

犬山

これからは、どんな働き方が求められると思いますか?

草野

会社自体が、もっと“市場化”すべきだと思っています。マーケットのなかで自分の価値を高めて経験値を積み、スペシャリティを上げて起業してもいいですしね。好きな会社に行ったり来たりできるような社会がいいかなって思いますね。

犬山

確かに。苦手な仕事を割り振られるのに、なぜかずっとその会社にいる人もいますけど、そうではなく、自分の得意分野をグングン伸ばして自分のスキルにすると。

草野

そうなんです。私は表に出る仕事も、裏方もやりたいけど、それが実現できる会社はないので。

犬山

そっか。でも本当にそれが実現できたら、いきいきと働ける人が増えそうな気がします。

フリーになれるスキルを磨く

犬山

本日の議題は「1億2,000万通りの“働き方改革”」。人がいきいきと働くために、企業や行政は、どのように変わっていく必要があると思いますか?

草野

終身雇用が当たり前の時代に入社された人たちは、そのスキルをベンチャー企業に提供したり。これまでいた場所と、まったく違う環境で働いてみるのはおもしろいかなって思います。

犬山

新たな経験をして、さらにそこで、自分の可能性を知るという。それは、年配の方にとっても、若い人にとっても楽しそう。

草野

誰にでも“フリーランスになれ”とは言いませんが、今の時代、フリーになれるだけのスペシャリティがあったほうが絶対にいい。

犬山

副業もできますしね。

草野

できれば、苦手なことをしないで生きていきたい。私もそうなんですけど。

犬山

私も一緒です。苦手なことができなくてフリーランスになったんですけど。でも、自分が本当に得意なことを、胸を張ってどんどん伸ばせていけたら効率も上がる気がしますね。

草野

私の周りにたまたま、いぬぬ(犬山)みたいな先輩や、好きなことを仕事にしている人がいたので。背中を押されて会社を辞めたっていうのもありますね。会社ごとに“ゲームのルール”のようなものがあって、勝ち上がって行くことばかり考えていると、知らないうちに疲弊していくんじゃないかなって。あとは、次に働く場所になることもあるので、会社の外で友達や人脈を作ることも大切。その場所に固執し過ぎないことが重要かな。

犬山

なるほど。会社内だけで完結しない。いろんな会社の人と交流を持って、そこで新たに気付くことなどもありますしね。

草野

そう。すごく辛い思いをして、本当はやりたくないことを頑張っている人がいるけど、得意なことだけに集中できるような仕組みが必要なのかなと思いますね。

「みんな何かのスペシャリスト」

犬山

誰にでも絶対、得意なこと・優れているものはあると思うんです。みんな何かのスペシャリストだと思うので、それを自分で探し当てられるような環境作りも必要なのかなと思いました。絵美ちゃんにとっての“幸せな働き方”とは?

草野

さっきと繰り返しになっちゃうんですけど、やっぱり得意なことだけをすることかな。あとは、人も大事ですよね。

犬山

人、大事ですね。

草野

一緒に働くメンバーは重要だなって。コミュニケーションって、すごい大きな問題だと思っていて。人間関係で悩んでいる人、けっこう多いんです。“人に頼ってもいいんだよ”という環境を作ることが大切。あとは、自分のスキルを磨いて、いつでも独立できる準備をしておくこと。(スキルがあれば)市場に飛び込んで、いろんな会社の手伝いをして、ちょっとずつ日銭を稼いでいくみたいなスタイルでも働けると思います。

犬山

なので自分を卑下しすぎず、“こんなスキルがありますよ”“こんなことができますよ”と誇りに思ってね。自分のことを、ポジティブに見ていけたらと思いました。

SIFと東京FM「ホメラニアン」はコラボレーションコンテンツ「ホメラニアン ホッとフォーラム」を10月7日~11月25日まで計8回放送します。番組の概要は、下記をご覧ください。

<番組概要>
番組名:ホメラニアン
放送日時:毎週月~木曜 20:00~21:30
パーソナリティ:犬山紙子(月、火曜)、関口舞(水、木曜)
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/homeranian